「最近、なんか水道代が高い気がする…」
「でも水道って公共料金だし、そんなに差はないでしょ?」
そう思っていませんか?
実は、水道料金は全国で最大「約3倍」の開きがあることをご存じでしょうか。
つまり、あなたが今払っている水道代、実は全国でも「かなり高い」部類に入っている可能性があるのです。
この記事では、国の公的データをもとに、
「都道府県別の水道料金ランキング」「高い地域・安い地域の特徴」「見直すべきポイント」をわかりやすく解説します。
「水道料金なんて変えようがない」と思っている人にこそ、読んでいただきたい内容です。
🧩 第1章:水道料金には「全国で3倍以上の差」がある

▶ 水道料金は地域によってバラバラです
電気・ガスは自由化が進んでいますが、水道は「自治体運営」が基本。
そのため、各自治体が自由に料金を設定しており、実際の料金には非常に大きな地域差があります。
▶ 全国平均(2024年度時点の参考値)
- 家庭用水道(20㎥/月使用)の平均月額:3,050円(上下水道含む)
- 最高額:北海道夕張市 約6,100円
- 最低額:福井県敦賀市 約1,700円
→ 約3.5倍もの開きがある
出典:総務省「水道料金実態調査」「地方公営企業年鑑」
📊 第2章:都道府県別・水道料金ランキング(2024年度版)

▶ 平均的な水道使用量(月20㎥)の料金で比較
高い順ランキング(上位10位)
1位:北海道(平均:4,930円)
2位:高知県(4,580円)
3位:長崎県(4,440円)
4位:鹿児島県(4,370円)
5位:青森県(4,290円)
6位:秋田県(4,190円)
7位:山形県(4,160円)
8位:岩手県(4,130円)
9位:大分県(4,080円)
10位:和歌山県(4,050円)
安い順ランキング(下位10位)
1位:福井県(平均:1,750円)
2位:滋賀県(1,980円)
3位:愛知県(2,100円)
4位:岡山県(2,150円)
5位:東京都(2,200円)
6位:神奈川県(2,250円)
7位:大阪府(2,270円)
8位:埼玉県(2,300円)
9位:岐阜県(2,330円)
10位:三重県(2,370円)
▶ 同じ使い方でも、月に2,000円以上差がつくケースも
「引っ越したら水道代がいきなり倍になった」というのは珍しくありません。
🧠 第3章:なぜ地域によってこんなに差があるのか?

理由①:水源の種類と距離
- ダムや山間部から水を引いている地域は設備費が高い
- 雪国などは凍結防止・水路維持にコストがかかる
理由②:人口密度とインフラ維持費
- 人口が少ない地域ほど「1人あたりの負担額」が高くなる(固定費の分散が難しい)
理由③:自治体の経営姿勢
- 一部地域は補助金や企業誘致で料金を抑えている
- 赤字でも料金を上げない自治体もあれば、早期改修で値上げしている地域もある
📋 第4章:あなたの水道代が高すぎるか?チェックリスト

以下のうち2つ以上当てはまる場合、全国平均より割高な可能性が高いです。
☑ 月の水道代が4,000円以上かかっている
☑ 家族構成が1〜2人なのにこの金額
☑ 東北・四国・九州・北海道の地方都市に住んでいる
☑ 水道代を何年も気にしたことがない
☑ 検針票やアプリで「従量単価」「基本料金」を見たことがない
🔧 第5章:水道代を見直すために今日からできること

① 検針票(またはWeb明細)で、使用量と請求額を確認
② 地方自治体の水道料金ページで、基本料金・従量単価を調べる
③ 使用量と金額を全国平均と比較してみる
④ 節水シャワーヘッドや節水蛇口など、機器を見直す
⑤ 相談先:各自治体の水道局 or 消費生活センター
※賃貸物件の場合は、建物の管理会社を通じて水道会社が決まっているケースがあるため、個人で変更できないこともあります
🏁 まとめ:水道代は「地域次第」だからこそ“知る”ことが大切

水道代は、電気やガスのように自由に契約先を選べません。
だからこそ、「自分の地域の相場を知っておく」ことが、損を防ぐ第一歩です。
あなたの家庭の水道代──全国と比べて、高い?安い?
まずは事実を知って、できる対策から始めてみましょう。
✅ 今すぐ水道料金をチェックしてみよう(CTA)
👇【検針票 or マイページで1分確認】
月の使用量と請求額を「全国平均」と比較してみるだけで、見直しのヒントが見えてきます。